暑さの厳しい夏の気候は一転し、秋らしい過ごしやすい季節になりましたね。
9月は弊社の繁忙期で。。。ブログの更新もほとんどできていませんでした。
実は大手インフラ企業さまのwebCM出演のお話がありまして、先週撮影に行ってきました!
公開は10月15日からということで企業名などは公開後改めて発表いたします。
タイトルは「パパは実演販売士」。
エプロンを着るシーンが変身シーンとなっていて色んな角度から撮影されたり、パパのアイドル風キメ顔カットなどがあったりと、普段の商品紹介動画と全く異なる構成で撮影も楽しかったですね!
ヘアメイクさんもついていたので、撮影中お決まりの「メイク入りまーす!」という声もかかり、なんというか俳優になった気分でした(笑)
なかなか終息しないコロナ禍もあり、企業さまからの販促動画出演・制作、動画の構成法・動画をビジネスに活用するためのSNS戦略の講演依頼など、映像に関するご依頼が増えてまいりました。
今回は実演販売士が動画出演の際に気をつけていることや台本構成のポイントについて記載していきます。
実演販売士による動画制作・構成法
動画構成ではベネフィットの訴求を意識する
まず第一に動画の構成ではお客様のベネフィットを最大限考え訴求しましょう。特に開発者に近い立場であるほど、この点を意識する必要があります。
メリットとベネフィットの違いで言うと例えばスマホの機能を紹介する際に
メリット…「このスマホは容量が512GBあって写真をたくさん保存でいます。」
ベネフィット…「このスマホは容量が大きく、ご家族との写真を残しておき後から見返すことができます。」
となります。優れた点を提供するのではなく、提供する価値を伝えることが重要です。お客様はドリルが欲しいのではなくドリルによって開けられる穴が欲しいですし、野菜がよく切れるから包丁が欲しいのではなく調理時間の短縮やおいしい料理を作りたいから包丁を買います。
ベネフィットを考える際はお客様の生活を考えることが大切です。ここを考えていないと例えばテレビを紹介するときにお客様が求めてる以上に解像度の話をしてしまい響かなかったりします。
3点強調法
台本構成の際は3点強調法を心がけましょう。
商品やサービスに関する情報を集めてお客様に伝えるのは大切ですが、情報が多すぎると「結局何がいい点なのかわからない」という事態に陥ります。ミズリー大学の研究によると「人は3〜5のチャンク(塊)で情報を処理している」ため、多すぎる情報はお客さまにとってマイナスになりえます。
「この商品の優れた点を3つに絞って紹介します」と伝える点を3つにまとめて動画を構成するようにちます。
その際順番としては…
①ベネフィット(メインメリット)
↓
②サブメリットA
↓
③サブメリットB
とベネフィットから訴求するようにします。
「自分に関係のない話だ」と消費者が感じてしまうと今の時代は簡単にスキップされてしまうため、ベネフィットを冒頭に持ってくることで自分ごととして捉えてもらうことが重要です。
日本語で一字は劇薬
さて、台本構成でも話し方でも重要でなってくるのが、日本語では一文字によって意味が大きく変わってしまうという点です。
例えば、料理を注文したときに
「それ”が”いい」
というのと
「それ”で”いい」
と話すのでは印象が大きく変わりますね。“が”は限定ですが、“で”は妥協です。それでいいと話してしまうと「他の候補もあるけどめんどくさいからそれでいいよ」というニュアンスを含んでしまいます。
動画の構成においても一文字で文意が大きく変わってしまうことは多いです。台本の構成段階から女子助動詞など一文字も注意深く確認し、適切な言葉を話すことが大切です。
話し方のコツ
特に動画での話し方で気をつけたいのが…
①早めのテンポ
②間を的せるにとる
③接続詞を強調する
という3点です。
現代はYouTubeやTikTokなどのプラットフォームの拡大で、視聴者側は早いテンポに慣れています。よってゆっくりしたテンポで話してしまうと遅いと感じ、動画をスキップします。
NHKのアナウンサーの話す速度が1分間に280字〜300字と言われていますので、少し早めの320字〜350字で話すように意識しましょう。
また間の取り方はかなり重要です。注目させたいワードやシーンが話題が変わるタイミングで適切に間を取ることで伝わりやすく聞き取りやすい動画にすることができます。
また動画などでは名詞に意識が行きがちですが、接続詞を強調してみてください。接続詞は文と文を繋ぐ接着剤のようなもの。シーンの変わり目によく使われます。接続詞を強調することで展開の把握を容易にします。接続詞の前に間を置くことも効果的です。
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